余市12年の買取

余市12年 参考買取価格

余市12年とは？由来と概要

極寒の大自然が育んだ強く深く、そして繊細かつスパイシーな風味を備えた余市12年。ほのかに香る潮風と樽由来のエレガントな甘みは、12年という年月がもたらしたシルキーな口当たりに絶妙にマッチします。余市12年は、余市10年と比較されることが多いですが、コクと風味は全く別物。わずか2年の歳月は、余市をワンランク上のクオリティへと昇華させています。

そんな余市12年ですが、折からのジャパニーズウイスキーブーム、そして国内のハイボール人気の高まりとともに、他の余市のヴィンテージシリーズとともに、2015年に終売を迎えました。その後買取価格が高騰し、現在も入手困難な状態が続いていますが、余市12年ならではの味わいは、独自の立ち位置でウイスキーファンから絶大な評価を受け続けています。

余市12年の特徴・味

余市12年の特徴は、やはり終売以降再版されていないレア感でしょう。当時の余市を象徴とするシンプルで幅広いラベルと12年の刻印が施された蝋封は、ニッカウヰスキーの原点であるスコッチウイスキーを彷彿とさせます。

余市12年はベリー系の赤い果実の中に、マンゴーのようなトロピカルでまろやかな甘みがプラスされています。スコッチらしいピーティな風味の中にクリアな甘みが加わり、さらに樽のバニラ香が柔らかに包み込む独特の味わいを堪能できます。

ストレートで飲むと甘みとコクが強く感じ、ロックや水割りではスモーキーなピートが豊かに香ります。炭酸で割るハイボールは、白身のカルパッチョやエビのアヒージョなど、素材の味を楽しむペアリングに最適です。

余市12年の希少性・価値

余市12年の希少性は非常に高く、買取価格も高騰の一途をたどっています。終売当時の高値は徐々に落ち着きを取り戻してきたものの、やはり余市の中でも屈指の高級ボトルとして知られています。

余市12年は再販されていないこともあり、市場に出回ることも少なくなり、またコンディションの面でも徐々に変化が見られてきました。今後の買取価格も高騰が続くと予想されており、特にコンディションが良好なものは、今後もプレミアム価格が期待できるでしょう。

余市の種類

余市は、余市12年以外にもいくつかのラインナップがあります。

余市NVは、年数が表記されていないノンエイジタイプで、こちらは余市唯一の現行ラインナップとして比較的容易に入手できます。

余市12年と比較されることが多い余市10年は、同じく終売された幻のボトルです。こちらは近年再版されていますが、限定販売であったためやはりプレミアム化しています。

余市15年は、12年よりさらにまろやかさと甘みが際立ち、余市シリーズの最高峰である余市20年は、円熟味の中に複雑身が加味されたプレミアムな逸品です。

余市12年の買取に関するよくある質問

余市12年の買取価格について教えて下さい

余市12年の現在の買取価格は、70,000円から100,000円が相場とされています。ただし、これはあくまで一般的な相場で、実際の買取価格は、ボトルの状態や付属品、市場の動向などによって大きく変動します。特に、ジャパニーズウイスキーは2000年以降に大ブームとなり一時的に買取価格が非常に高まりました。

現在は一時より落ち着き始めたものの、やはり高値が続いています。今後もジャパニーズウイスキーのニーズは変動していくと予想されるため、売却前には買取実績豊富な店舗で査定を受けてください。

余市12年は旧ボトルでも買い取ってくれますか

余市12年は買取可能です。余市12年は再販されておらずすべてが旧ボトルになり、希少性の高さから買取価格は高騰しています。

なお、一般的に新ボトル・旧ボトルで区別されている余市は、余市10年です。余市10年は再販されており、その際に見た目もリニューアルされているため、このような呼び名で区別されています。