シャトー・ペトリュス 1979年を高価買取いたしました!
ペトリュスの名前の由来ははっきりとは分かっていませんが、19世紀頃、当時のオーナーのアルノー家によって名付けられたようです。
当時のラベルには「Ch Petrus-Arnaud」と書かれていました。
当時は土地の名前、所有者の名前が付けられることが多く、その名前の意味は、17世紀頃のこの辺りの小部落の名前だったと考えられています。
ラテン語であるペトリュスは、英語ではピーター(Peter)、フランス語ではピエール(Pierre)となり、“石”という意味があると同時に、キリストから天国への扉の鍵を渡された、十二使徒の長である聖ペテロという意味があります。
ペトリュスのサクセス・ストーリーは1889年、パリ博覧会で金賞に輝いたことから始りました。
その名声が世界に広がるようになったのは、マダム・ルーバが単独オーナーになった20世紀半ばから。
彼女の尽力によりこのワインは脚光を浴びはじめ、やがてアメリカのケネディー、ロックフェラーといった名門ファミリーからも愛される、上流社会のステータスシンボルになっていきました。
格付けもない右岸の無名ワインが、わずか100年の間に、歴史ある五大シャトーを凌いで最高価格のワインになるということは、まさに奇跡と言えることでしょう。
“ポムロールの丘”の最上部にあるこの畑の土壌は、黒粘土という膨潤性のある特殊な粘土が表土に出ている珍しいもので、これこそがワインの決め手。
メルロー種と絶妙の相性を見せ、肉厚でまろやかなワインを作り出していくのです。
そのワインは、熟成させるほどに、トリュフや湿った土を思わせる官能的な香りをグングンと増していき、複雑な風味と微妙なニュアンスを持つようになります。
しかも素晴らしい果実の濃縮感は、時を経ても失われることなく、まるでジャムのような粘り気と圧倒されるような力強い存在感は驚くべきもの。口の中にすーっと流れ込んでくる滑らかな口当たりがこの上なく心地良く感じられます。
一般的には“メルローは柔らかい”と言われていますが、このワインに限っては最低でも10年、いい年のものは20~30年の熟成が必要でしょう。
ペトリュスは、生産本数はわずか3万本程度で、これらは瞬く間に世界の愛好家のセラーに収まってしまうため、ほとんど市場に出回りません。
世界中で需要のある希少なワインのため、買取相場も高水準を保っております。
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